1. 製造工程

製造工程

最新の生産設備と熟練した匠が織りなす製品で、
製紙産業のニーズにお応えします。

 

製織

温度、湿度の管理のもと、基布を構成するタテ糸とヨコ糸の張力、長さや本数がつねに一定になるようハイテク技術を駆使して製織しています。ロボットを活用した自働化機構を積極的に導入し、高い品質安定性と生産性を確保しています。

プレニードリング

短繊維を開繊してシート状に成形、それらを積層して針打ちし、マットを作る工程です。マットは均一な質量を得るため、正常中の斑を測定し、管理しています。

ニードリング

基布にマットを植え込む工程です。温度、湿度の管理のもと、安定した平滑表面性とマットの基布への固着性を確保するため、針打ち前の基布の状態や針の摩耗状態および針打ち後の表面性や厚みなどを管理しています。

洗浄・乾燥・仕上

針打ちしたフエルトは、ドライヤーマシンに装備した洗浄装置で繊維油分や浮遊繊維等を洗い落とします。製品としての適切な通水性と表面平滑性を得るためのプレス加工や毛焼加工、寸法安定性を高めるためのヒートセット加工を行います。また、耐摩耗性や初期搾水性などの付加価値を高めるために樹脂加工処理も行っています。

検査

最終の製品検査工程での外観検査に加え、坪量、通気度や厚み等の製品物性について、お客様のニーズや使用条件にお応えできるよう、厳しい検査基準を設け出荷管理を行っています。

梱包

製品は掛入れ時の作業性や安全性などのお客様のニーズにお応えした梱包方法を行っています。また、梱包器材は、お客様への輸送中に傷がつかないよう、十分に配慮しています。